米国で健康保険はいつでも解約できますか?




米国での健康保険の解約は、「どこで保険を買ったか」によってルールが大きく異なります。結論から言うと、個人で買った場合はいつでも解約できますが、再加入には厳しい制限があります。


1. 「マーケットプレイス(ACA)」や個人で直接買った場合

【解約】いつでも可能

HealthCare.govなどのマーケットプレイスや、保険会社から個人で直接購入したプランは、いつでも解約手続きができます。

注意点: 一度解約すると、原則として**「オープン・エンロールメント(通常11月〜1月)」**の期間が来るまで再加入できません。

例外: 結婚、出産、引っ越し、失業などの「特別なライフイベント(QLE)」がある場合のみ、期間外でも再加入が認められます。


2. 「勤務先(職場)」の保険に入っている場合

【解約】原則として「いつでも」は不可

給与天引き(Pre-tax)で支払っている場合、IRS(内国歳入庁)の規定により、年度の途中での任意解約は認められないのが一般的です。


手続きの期限

通知: 退職後、通常30日以内に会社(または保険管理会社)からCOBRAの案内が郵送されます。

選択期限: 通知を受け取ってから60日以内に加入するかどうか決める必要があります。

遡及適用: 60日ギリギリで加入しても、退職日に遡ってカバーされるので、その間の医療費も(後から加入すれば)精算可能です。


解約できるタイミング

年に一度の「オープン・エンロールメント」期間。

結婚、離婚、配偶者の保険への加入など、特定の理由がある場合(通常30日以内に手続きが必要)。

退職する場合。


3. 「COBRA」を利用している場合

アメリカで仕事を辞めたり、労働時間が減ったりして会社の健康保険を失う際、必ず耳にするのがCOBRA(コブラ)です。

一言でいうと、「退職後も、これまで加入していた会社の健康保険に(自分でお金を払って)入り続けられる制度」のことです。【解約】いつでも可能

退職後に以前の職場の保険を継続する「COBRA」は、いつでも解約できます。ただし、一度解約すると再開はできません。


COBRAの基本ポイント

正式名称: Consolidated Omnibus Budget Reconciliation Act(1985年制定の連邦法)

対象: 通常、従業員20名以上の企業。

期間: 一般的には退職後18ヶ月間(条件により最大36ヶ月)。

内容: ネットワークや補償内容は、働いていた時と全く同じものを維持できます。


注意すべき「最大のデメリット」:保険料が高い!

COBRAの最大の落とし穴は、**保険料が全額自己負担(+事務手数料2%)**になることです。

現役時代: 会社が保険料の多く(例:70〜80%)を負担してくれていた。

COBRA利用時: 会社負担分+自分の負担分+手数料をすべて自分で払う。

例: 現役時代に月$200払っていた場合、COBRAに切り替えると月**$1,000以上**になることも珍しくありません。


解約前に知っておくべきリスク

無保険期間のペナルティ: 連邦レベルでの罰金は現在ありませんが、カリフォルニア州、ニュージャージー州、マサチューセッツ州など一部の州では、無保険期間があると州の確定申告時に税金のペナルティ(罰金)を課される場合があります。

空白期間のリスク: アメリカの医療費は非常に高額です。1日でも無保険の期間に事故や急病に遭うと、莫大な請求が来るリスクがあるため、次の保険が始まる日を確認してから解約することをお勧めします。


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