グリーンカード (米国永住権) 抽選プログラム DV 2027

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U.S. Diversity Visa（アメリカ合衆国多様性ビザ）

米国永住権抽選プログラムDV 2027

 

アメリカの多様性ビザ（DV）抽選プログラムは、通常10月の第1週に登録が開始されますが、2027年度のプログラムについては遅れが生じています。

アメリカ国務省は公式な登録日をまだ発表しておらず、1ドルの新たな登録手数料導入に伴う技術的な更新や、政府機関の一時閉鎖の影響などが原因ではないかという憶測が広がっています。

国務省の報道官は遅延の理由を明言しなかったものの、DV2027プログラムに関する発表が近く行われると述べました。 報道官は「多様性移民ビザ（DV）2027プログラムはまもなく発表されます。発表は travel.state.gov 上で行われます」と話しています。

同省報道官は、DV抽選における1ドルの登録手数料を定める最終規則が2025年9月16日に連邦官報（Federal Register）で公表され、同日付で発効したことを改めて説明しました。 

この手数料については、2025年9月15日に一般にも通知されています。 

 報道官は次のように述べています。 「新しい登録手数料は、無作為抽選プロセスの管理にかかる費用を、登録者により公平に負担してもらうことを目的としています。また、この制度は、疑わしい応募者を利用して利益を得ようとする人々による投機的な登録を減らす効果も期待されています。」

この新しい手数料は、DV申請を提出する際に電子的に徴収される必要があります。 国務省は、この手数料によって約2,500万ドルの収入が見込まれると試算しています。

掲載された通知によると、この最終規則の目的は「DV申請プロセスへのアクセスを求める個人に、より公平に負担を求めることで、すべての登録者に抽選登録の費用を課すことを避ける」ことにあります。 これまで、抽選の運営費用は330ドルの多様性ビザ申請料に含まれており、この費用は当選して実際にビザを取得した申請者のみが支払っていました。

DV2027の申請期間については、現時点で正式な日程はまだ確定していません。 

国務省は今後、申請期間、応募資格の基準、対象国リストなどの詳細情報を、自身のウェブサイトおよび連邦官報（Federal Register）上で発表する予定です。 

 一方、別の動きとして、トランプ政権はDV抽選の全応募者にパスポートの提出を義務づける規則を提案しています。 しかし、この規則の最終決定には時間を要するため、今年中に実施されることは無いと思われます。 

政権は現在、法的な整合性を確保しながらパスポート提出要件の再導入に取り組んでいます。 バイデン政権も以前に同様の要件を導入する計画を立てていましたが、最終的には実施には至りませんでした。

この提案規則は2025年8月5日に連邦官報で公表され、意見公募期間は2025年9月19日に終了しました。

U.S. Diversity Visa（アメリカ合衆国多様性ビザ）とは？

移民の多様化を目的として、米国への移民が比較的少ない国の人々にアメリカ永住権（グリーンカード）の機会を与える、米国国務省が実施する抽選プログラムです。選ばれた参加者は、一定の手続きを経てグリーンカードを取得し、アメリカに永住することが可能になります。

応募の仕組み 

応募期間: 通常、毎年10月上旬から11月上旬にかけて、約1ヶ月間が応募期間となります。 

抽選方法: 応募者の中からコンピューターによる完全無作為抽選が行われます。 

当選発表: 翌年5月ごろに当選の可否が発表されます。

グリーンカード取得までの流れ 応募: 

指定期間内にオンラインで応募します。 

当選: コンピューター無作為抽選で当選者の選定。 

本申請: 当選者は、DVプログラムの永住権申請書（DS-260）を提出。 

面接: 米国大使館・領事館での面接。 

ビザ発行・入国: 審査合格後、移民ビザが発行され渡米。 

グリーンカード発行: 米国入国審査後、永住権（グリーンカード）が発行されます。