予防接種の種類と回数 米国では保険でカバーする事が多い 


アメリカで予防接種を受ける場合

メディケイド加入者は無料、そしてほとんどの民間保険プランでは、次のワクチンは通常、健康保険でカバーされますが、念のため、接種前には必ず保険会社へ問い合わせをして確認して下さい。

COVID-19 コロナ感染症 

生後6ヶ月以上のすべての人に、少なくとも1回、最新のワクチンを接種することが推奨されています。年齢や健康状態によっては、追加接種が可能な場合もあります。ご不明な点は、かかりつけの医療機関またはお近くの薬剤師にご相談ください。

influenzae  インフルエンザ

インフルエンザの予防接種が完全に効果を発揮するまでには約 2 週間かかります。その期間の直前または期間中にインフルエンザウイルスにさらされると、インフルエンザにかかる可能性があります。接種は1年に1回。

Haemophilus influenzae type b インフルエンザ菌b型

Hib ワクチンは通常、3 回または 4 回接種します (メーカーによって異なります)。乳児は通常、生後 2 か月で Hib ワクチンの初回接種を受け、生後 12 ~ 15 か月で一連の接種を完了します。

Hepatitis A A型肝炎

通常、2 回の接種で投与されます。2 回目の接種は、1 回目の接種から少なくとも 6 か月後に行います。1 回目の接種を受ける子供は、1 歳以上である事が条件です。A 型肝炎のワクチン接種を受けていない 18 歳以下の人は、ワクチン接種を受ける必要があります。

Hepatitis B B型肝炎

ワクチンは3 回接種します。2 回目の接種は 1 回目の接種から 1 か月後に、3 回目の接種は 2 回目の接種から 6 か月後に行います。

Herpes Zoster 帯状疱疹

CDC は、50 歳以上の免疫能のある成人に対して、帯状疱疹の既往歴の有無にかかわらず、2 ~ 6 か月間隔で Shingrix を 2 回接種することを推奨しています。

Human Papillomavirus ヒトパピローマウイルス感染症

HPVワクチンは、15歳から26歳の10代と若年成人、および免疫不全者に3回接種することが推奨されています。推奨される3回接種のスケジュールは、0カ月、1~2カ月、6カ月です。

Measles, Mumps, Rubella はしか、おたふくかぜ、風疹

CDCは、すべての子供にMMR(麻疹・おたふくかぜ・風疹)ワクチンを2回接種することを推奨している。勿論、成人した人も接種可能です。医師にご相談下さい。

Meningococcal 髄膜炎菌

髄膜炎菌感染症のリスクが高い 10 歳以上の人には 3 回接種します。これには、血清群 B の髄膜炎菌感染症の発生時も含まれます。2回目の接種は、1 回目の接種から 1 ~ 2 か月後に行います。3 回目の接種は、1 回目の接種から 6 か月後に行います。

Pneumococcal 肺炎球菌

PCV20は、前回の肺炎球菌ワクチン接種から少なくとも5年後に接種する必要があります。初回接種から4〜7年たつと抗体価が大きく下がってしまうことが分かっているため、5年後に2回目の接種をすることが推奨されています。

2回目を接種する場合、医師か薬剤師、看護師に過去に接種した日を伝えて下さい。

RSV 呼吸器合胞体ウイルス

RSVワクチン接種の対象となる成人はいつでも接種可能であるが、RSVが通常地域で流行し始める前の晩夏から初秋にかけてが最適です。60歳以上に推奨されています。

Tetanus, Diphtheria, Pertussis 破傷風、ジフテリア、百日咳

成人は10年ごとにTdapまたはTd(破傷風とジフテリアを予防するが百日咳は予防しない別のワクチン)のいずれかを接種するか、重症または汚れた傷や火傷の場合は5年後に接種する。Tdapは他のワクチンと同時に接種してもよい。 医師、看護師、薬剤師に要相談

Varicella 水痘

CDCは、水痘を予防するために、小児、青年、成人に水痘(水痘)ワクチンの2回接種を推奨しています。小児は12~15ヵ月齢で1回目、4~6歳で2回目の接種を受けることが定期的に推奨されている。


保険が無い場合にCVSでワクチン接種をした時の費用

https://www.cvs.com/minuteclinic/services/price-lists

アメリカで予防接種を受ける場合、CVS、ライトエイド等の大手チェーンで予約をすれば接種が可能です。 

日系のクリニックの日本語を話せる医師に相談してみるのも良いかもしれません。

CVS  https://www.cvs.com/scheduling/patient-lookup

RiteAid  https://www.riteaid.com

Walgreens  https://www.walgreens.com

CDCのホームページで接種するワクチンの種類、年齢を調べる事が出来ます。

https://www.cdc.gov/vaccines/imz-schedules/adult-easyread.html#vpd


インフルエンザ

CDCの推定によると、今シーズンのインフルエンザによる罹患者は少なくとも3,500万人、入院者数は40万人、死亡者数は2万5,000人です。インフルエンザを治療する抗ウイルス薬の処方がありますが、できるだけ早期に開始する必要があり、リスクの高い患者には特に重要です。


狂犬病予防

狂犬病は、狂犬病ウイルスによって引き起こされる致命的なウイルス感染症です。人が狂犬病に感染すると、発症後はほぼ確実に致命的な結果となるため、予防が非常に重要です。人の狂犬病予防接種は、暴露前予防接種と暴露後予防接種の2つに分けられます。

1. 暴露前予防接種

暴露前予防接種は、狂犬病に感染するリスクが高い人々に対して行われます。

例えば、狂犬病が流行している地域に住む人々や旅行する予定がある人、動物に頻繁に接触する職業(獣医師、動物管理者、研究者など)の人々が対象となります。

東南アジアで見かけた野犬、あの野犬に噛まれた場合、恐ろしいと思いながら旅した事があります。 普段は犬が好きな私ですが、さすがに野犬となると話しは別でした。

接種回数

初回接種: 0日目(初回)、7日目、21日または28日目に3回接種。

ブースター接種: 狂犬病のリスクが持続する場合、定期的にブースター接種が推奨されます。通常は2~3年に1回です。

2. 暴露後予防接種

暴露後予防接種は、狂犬病に感染する可能性のある動物(主に犬、猫、コウモリなど)に咬まれたり、引っかかれたりした場合に行われます。

暴露後の対応:

直後の処置: 咬まれた部位をすぐに石鹸と水で徹底的に洗浄し、消毒することが重要です。

医療機関の受診: 可能な限り早急に医療機関を受診し、狂犬病の暴露後予防接種(PEP)を開始します。

その他のポイント

狂犬病免疫グロブリン: 予防接種を受けていない人が暴露後に接種を受ける際、咬まれた部位周囲に狂犬病免疫グロブリン(RIG)を投与することが推奨されます。

狂犬病は早期の予防と対策が鍵となる感染症です。適切な予防接種を受けることで、狂犬病の感染リスクを大幅に減少させることができます。


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