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the National Portrait Gallery. |
トーマス・エジソンは1878年、最新の発明である蓄音機の特許を取得し、オーディオ界に革命を起こしました。このオーディオプレーヤーは家庭用として設計されたが、エジソンはこの製品に対して、文字通りの意味で、より大きな計画も持っていたのです。
エジソンは、自由の女神像に "喋らせる "というビジョンを持っていました。
1878年、エジソンは自由の女神像に蓄音機システムを設置し、訪問者にメッセージを伝えることを提案した。彼は、自由の女神が感動的な名言や歴史的事実を語り、あるいは歌うことを思い描いたのです。
まるで自由の女神が自ら言葉を発しているかのように聞こえる、音声メッセージを生成する「モンスター・ディスク」を設計する意図を明らかにし、エジソンは、この蓄音機は濃霧時の船舶への警報に使えるだけでなく、適切に増幅されれば、マンハッタン北部やニューヨーク港の向こう側まで聞こえるような言葉を発するのに十分な大きさの音を出すことが出来ると記者団に伝えました。
エジソンの楽観的で野心的なアイデアにもかかわらず、このプロジェクトが実現することはなく、像は沈黙を守ったままです。
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by Thomas Edison in 1890.Credit...Collection of Robin and Joan Rolfs |
エジソンは、自由の女神をしゃべらせることに失敗した一方で、初のおしゃべり人形玩具を作ることで、はるかに小さな規模で成功しました。1890年4月、エジソンの工場は、胴体にミニチュア蓄音機を埋め込んだ高さ22インチの人形のセットを製造しました。
しかし、その人形は500体ほどが売れただけで終わりました。その理由は残念なことに、この人形は壊れやすく、遊んでいるうちにすぐに壊れてしまうため、返品が相次いだのでした。
しかも、人形は「きらきら星」などの歌を歌ったが、初歩的な蓄音機技術のため、音は不気味に歪んでいたと言われています。
このおもちゃはエジソンにとっては大失敗だったが、後世のトーキング・ドール(おしゃべり人形)の成功のきっかけとなったそうです。
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