ホームレスになった17歳男子生徒が300万ドルの奨学金授与
テネシー州、メンフィスに住む17歳のモズレー君は、ホームレスという環境にも関わらず、学年でトップクラスの成績、そしてクラスメイトの中で成績評価値(GPA)が最も高い生徒として学校側も彼の成績を評価していました。
モズレー君は、高校卒業後には大学への進学を夢見ていたが、モズレーのお父さんが今年の冬に亡くなってしまい、モズレー君の家族は多額の借金のため余儀なくそれまで住んでいた家から追い出されてしまいました。
家を追い出された後は、家族と一緒にホームレス保護シェルターで暮らす事となったモズレー君。
点々とシェルターを移動する中でも勉強だけは何とか続けい一心で、多くの人が生活する落ち着かないシェルターの中でもモズレー君は勉強を続け、この度、ローリーエジプト高校を卒業する事が出来ました。
話はそれだけにとどまらず、モズレー君は卒業式で演説する事となりました。
卒業演説の中で、モズレー君は自身の生活状況や環境を話した上で「あなたがもし、達成したい事があるとすれば、それを達成できると信じているならば、不可能なことは何もない。」 「あなたの現在の状況が、どんな状況にあっても決して諦めてはいけない」と壇上から大勢の卒業生に向けて語りました。
続けて、福祉機関を初めとする40以上の大学から300万ドル以上(3億円以上)の奨学金を受け取った事を伝え、会場は拍手喝采となりました。 多くの生徒たちに勇気と未来への生き方についての力強い演説は、感動の渦に巻き込んだのでした。 それは言うまでもなく、モズレー君の真の姿が正にその演説通りだからです。
モズレー君家族の事を知ったキャンプ場を運営する非営利団体のキングダムが、モズレー君家族をキャンプ場内にあるキャビンを提供してくれたそうです。 そのお陰で、モズレー君家族はキャンプ場のキャビンで生活している。
あくまで臨時の生活場所なため、今後は家族と共にどこか落ち着ける場所に住めたらいいなと話しているそうです。
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