古賀 野々華さん

 

米ワシントン州にあるリッチランド高校の学校の校章(ロゴ)が原爆の「きのこ雲」である事が、日本人留学生の発言によって世間が知る事となった。

福岡出身の高校3年生の古賀 野々華さん(18)が留学先のリッチランド高校のキャンパスに足を踏み入れた時、古賀さんはすぐにきのこ雲のロゴに気付いた。

古賀さんにとって、そのきのこ雲は第二次世界大戦中の日本への原爆投下の象徴だと感じたという。

当時、留学生の古賀さんにとって、ロゴに対しての意見を正確に伝えたり、表現する語学力が持ち合わせていなかったという。 古賀さんは歴史の授業中に原爆についての話題が登場するまで、自分の意見を誰にも知らせませんでした。

 

原爆きのこ雲がアメリカの高校のロゴ、日本人留学生がその意味を訴え
核産業が経済発展を支えたロックランドの街、学校のロゴがまさかのキノコ雲とは驚きだ。

 

その後、良き指導者であるマーフィー先生と出会い、きのこ雲について、自分の考えについて話し合う機会に出会い、またマーフィー先生はとても良き理解者であったという。

マーフィー先生は古賀さんに発言を促し、自分の考えを高校のジャーナリストと共有する事を推奨しました。 学校側の承諾を得て、古賀さんは動画で自分の意見をスピーチする事となったのでした。

 

古賀さんは、原爆投下された長崎からほんのわずか離れた福岡県出身。 原爆投下後のあの雲の下に居たのは罪もない一般市民だったと述べ、その多くの命を奪った事に誇りを持ってもいいのですか?と訴えました。

 

動画は、インターネット上で多くの人に拡散されて行き、世界中で反響を呼んでいます。

ロゴを批判する人もいれば、原爆投下を容認する意見もあるという。

同級生からは「動画がなければ、日本側の意見を知る機会は一生なかった」と受け入れられたという。

 

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